はじめに
私たちのサイトでは、サステナブルやエシカルといった言葉を、ただのトレンドや綺麗事で終わらせるんじゃなくて、どうやってリアルなビジネスに落とし込み、継続させていくかをいつも考えていますよね。素材選びの難しさや、サプライチェーンの透明性をどう確保するか、といった議論は本当に重要で日々勉強させてもらっています。でも今日は、そうした視点に加えて、もう一つ、これからのファッションビジネスに欠かせないと思っている「テクノロジー」の可能性について、少し考えていることをシェアしてみたいんです。テクノロジーと聞くと、なんだか難しくて、大きな会社だけの話のように聞こえるかもしれないですけど、実は私たちのようなスモールブランドや、これから挑戦しようとしている人にとってこそ、強力な味方になってくれるんじゃないかと思っています。
本論
まず、企画や生産の段階で革命的だなと感じているのが、3Dモデリングを使ったバーチャルサンプリングです。ファッションの世界って、一つの商品を作るのに何回もサンプルを作りますよね。生地を変え、色を変え、シルエットを微調整し…。そのたびに物理的なサンプルを作っていたら、時間もコストも、そして何より資源の無駄も注目すべきことになります。でも、「CLO」や「Browzwear」といったソフトウェアを使えば、これを全部デジタルの世界で完結できるんです。リアルな生地の質感をスキャンして、PC上で服をデザインし、アバターに着せてシミュレーションする。これだけで、物理的なサンプル制作を大幅に減らせる。ある調査によると、ブランドによってはサンプル制作の70%以上を削減できたという話もあるくらいです。これって、環境負荷を減らせるだけじゃなくて、リードタイムの短縮やコスト削減に直結するので、小規模なブランドにとっては本当に大きなメリットだと思うのです。過剰生産を防ぐためのAIによる需要予測技術と組み合わせれば、まさに「必要なものを、必要なだけ作る」という理想に、テクノロジーの力で近づける気がします。
まとめ
そして、テクノロジーの力は生産の現場だけにとどまりません。製品がお客様の手に渡るまでのプロセス、そして渡った後にも大きな可能性を秘めていると感じています。例えば、このサイトのブログでも「サプライチェーンの透明性」がテーマになっていましたが、その「透明性」をどうやって証明するのか。ここで注目されているのがブロックチェーン技術です。製品一つ一つにIDを割り振って、綿花の収穫から、紡績、縫製、輸送といった全工程の情報をブロックチェーン上に記録していく。この記録は後から改ざんするのが極めて難しいので、ブランドが謳う「エシカルな背景」に揺るぎない信頼性を与えることができます。また、AR(拡張現実)を使ったバーチャル試着も面白いです。スマホのカメラで自分を写すと、その服を着た時のイメージがわかる、というアレです。これが進化すれば、オンラインショッピングで一番の課題である「サイズが合わない」「イメージと違う」といった理由での返品を劇的に減らせるかもしれない。返品のための輸送で排出されるCO2も、世界的に見るとかなりの量になりますから、これも立派なサステナビリティへの貢献だと考えられます。
もちろん、こうしたテクノロジーにはまだ課題もあります。導入コストの問題だったり、専門的な知識が必要だったり。でも、技術の進化は本当に早くて、以前は大企業しか使えなかったようなツールが、どんどん手頃な価格で利用できるようになってきています。考えてみると、大切なのはテクノロジーを「目的」にするんじゃなくて、あくまで「手段」として捉えること。私たちが目指す「環境や人への負荷が少なく、作り手も買い手も幸せになれるファッション」というゴールに向かうために、これらのツールをどう賢く使いこなすか。その視点が、これからのブランド運営には不可欠なんじゃないかと感じています。新しい技術の話ってワクワクしますし、まだまだ勉強中ですが、皆さんと一緒に情報を交換しながら、未来のファッションビジネスの形を模索していけたら最高に嬉しいです。